SES送信制限解除申請 (SES Sending Limits)

SES送信制限解除申請 (SES Sending Limits)

Clock Icon2016.07.07

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はじめに

こんにちは、AWSコンサルティング部オペレーションチームの杉浦です。 今回はSES送信制限緩和(SES Sending Limits)について説明していきます。

SES送信制限解除とは

Amazon SES(Simple Email Service)は Amazonが提供するメール配信サービスですが、オペレーションチームがよくお客様からご依頼を受ける内容にSES送信制限解除があります。デフォルトではメール送信数が制限されいていますので制限以上に送信するためにはその制限を解除する必要があります。 この記事では具体的な申請方法つにいて簡潔に記述して行きたいと思います。

制限についての詳細は下記公式ドキュメントを参考にしてください
Amazon SES サンドボックスの外への移動

申請準備

申請には以下の項目に回答する必要があります。予め各種情報を準備しておきましょう。

  • 送信制限の引き上げをリクエストするAWSリージョン
    • 「アイルランド」or「バージニア」or「オレゴン」
    • 選択出来るリージヨンは現在この3つです
  • 制限タイプ
    • 「希望する一日あたりの送信クォータ」or「希望する最大送信レート」
    • どちらかを選択します
  • 新しい制限値
    • 50000など選択した制限タイプ合わせて希望の数値とします
  • Eメールメッセージタイプ
    • 「取引」or「マーケティング」or「サブスクリプション」or「システム通知」or「その他」
  • ウェブサイトURL
    • 必須ではありませんが特に理由がなければ記入するようにしましょう
  • 申請理由の説明
    • 送信するEメールの質の高さを裏付ける状況をできるだけ詳しく説明するようにしましょう。送信するメールの質の高さを示す情報が多いほど、リクエストが承認される可能性は高くなります。リクエストするボリュームと既存のクォータとの開きが大きいほど、詳しい情報を入力する必要があります。

実際の申請手順

次にAWSサポートからの実際の申請画面についてです。 こちらは事前に準備した内容を入力して行きましょう。 SES_20160707_01

  • 「内容」は「サービス制限の増加」を選択します
  • 「制限タイプ」は「SES 送信制限」を選択します
  • 「リクエスト1」
    • リージョン:「アイルランド」or「バージニア」or「オレゴン」
    • 制限:「希望する一日あたりの送信クォータ」or「希望する最大送信レート」
    • 新しい制限値: 希望する数値を入力

SES_20160707_02

  • メールの種類:「取引」or「マーケティング」or「サブスクリプション」or「システム通知」or「その他」
  • ウェブサイトの URL
  • 私は AWS サービス利用規約と AUP に準拠してメールを送信します:「はい」
  • 私は明確にリクエストされた受信者にのみメールを送信します:「はい」
  • バウンスや苦情を処理するプロセスがあります:「はい」
    • 上記3つについては内容確認して「はい」を選択するようにしてください
  • 申請理由の説明
    • 準備した内容を記述しましょう

まとめ

以上がSES送信制限緩和(SES Sending Limits)の申請内容と実際の申請の流れとなります。 事前に申請する情報を整理しておければスムーズに申請が完了するかと思います。 確実に上限緩和を実施してもらうためにもしっかりと記述していきましょう。

参考資料

Amazon SESによるメール送信環境の構築と実践
AWS Black Belt Tech シリーズ 2016 - Amazon SES

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